フェアスタートは、この事業を通じて生まれた環境や育った環境など一切関係なく、全ての若者たちが自分らしい「はたらく」を実現できる社会作りに努めます。

フェアスタートについて

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基本理念


特に、支援の充実が必要とされる、児童養護施設や里親家庭など「社会的養護」の対象となる子どもたち・若者たちへの支援に力を入れてまいります。

そして、どんな環境で生まれ育ったとしても、「結果的」に社会に巣立つ上で公平な選択肢が用意され、可能性の沢山つまった若者たちが、自分らしい「はたらく」の実現に向けて力強くスタートできるよう、社会とともに様々な機会提供に努めます。

解決したい社会的課題

 

保護者のない児童、被虐待児など家庭環境上養護を必要とする児童などに対し、公的な責任として、社会的に養護を行う「社会的養護」。

現在、児童養護施設や里親家庭を中心に、日本全国において、約4万5千人の子どもたちが「社会的養護」のもと生活をしています。

特にその中でも、日本全国に約600の施設があり、約30,000人弱の子どもたちが生活をしている児童養護施設は、家族に代わり子どもを養育する社会的施設で、明治期に孤児院や養護院などとして出発しました。
戦後は戦災孤児の受け入れが主でしたが、現在では親がいない子ども達以外に、虐待や放置など不適切な養育を強いられた「家庭で暮らせない」子ども達も預かり、安全で安心な環境での養育とともに、自立も支援しています。

また、家庭的な養育を担う里親家庭は、現在登録数は11,000を超え、約5,000人の子どもたちが生活をしています。

児童養護施設や里親家庭が、対象となる子どもたちをいつまでも養育し続けられるかというと、決してそうではありません。
現状では、多くの若者たちが高校を卒業するタイミングで社会的養護から巣立ちます。

そして金銭的な事情もあり、約7割の若者たちが高卒時に就職を選択し、社会人として生活していく選択肢を選びます。

しかし、

<高卒時の就職活動に至るまでの期間において>

・世の中にどんな仕事があるのかを知る機会、自分の職業適性を知る機会、色々な仕事を試してみる適職探しの機会に恵まれていないこと

<就職活動の際において>

・社員寮(住み込み就職可能)がある仕事、給与条件がとても良い仕事、同じ施設の先輩がやっている仕事、などを選びやすい傾向があり、結果的に非常に偏った選択肢からしか選べていないに等しいこと

・現状の高卒新卒者の就職活動のルールだと、事前の会社訪問やインターンシップなどのお見合い期間を十分に挟めない中で受ける会社を選ばなければならないこと

<就職後において>

・職場に恵まれないと、孤独感や環境の変化からくるストレスなどで、早期離職になりやすいリスクがあること

・無条件に頼れる親に恵まれていないことから、離職してしまった際に、余裕を持った状態で転職活動などが行えず、非正規雇用などの不安定な収入環境へ移行してしまうリスクが高いこと

上記のような事情から、最初の就職において、高い確率でミスマッチが起き、離職を機にワーキングプア状態へ本人たちが移行している現実があります。

 

フェアスタートの取り組み

 

「若者たちは社会で育まれるべき存在」

私たちは、社会的養護等の若者たちが社会に出た後に高い確率でワーキングプアとなっている原因が本人達だけにあるとは思いません。

むしろ、18歳という年齢で、頼れる親が無く社会へ巣立つ若者たちへ、十分な準備の機会、適材適所で精度の高い就職の支援、自立後の地域社会でのフォロー、といった応援を十分に提供できていない「社会」にも原因があると考えます。

では、この課題はどう解決していけばよいのでしょうか。

日本には中小企業をはじめとした、若者たちを地域で育むことに想いある方々がたくさんいます。

そのような「社会資源」と「社会的養護」の世界が十分につながりを持てていないこと、ここに課題解決のカギがあると考えています。

若者たちの将来を真剣に考えられ、丁寧に社会へ送り出したいと考えていらっしゃる社会的養護の方々。

地域で若者たちをしっかり育て、事業を通じて社会や地域に貢献したいと考える企業。

この双方がつながることで、課題解決に近づいていくと信じています。

 

フェアスタートでは、この双方のコーディネートを通じて、

・中学生や高校生の頃に、様々な会社を見学できる機会、職業体験できる機会、職業適性を図る機会の提供

・人材育成に想いがあり、理解ある職場と出会える機会、そのような職場へ就職できる機会の提供

・就職後に「職場」「私たち」「児童養護施設や里親家庭等」の3者で連携しながらのフォロー

上記を本人たちへ提供し、「キャリア教育」「就職斡旋」「就職後のフォロー」を最初から最後まで一貫して行う事により、「親を頼れない若者」の経済的自立を支え、社会へポテンシャルのある人材の輩出を同時に実現しています。

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    • コーディネーター
    • 川崎北高校卒業

      メッセージ
      里親家庭で育った経験を生かして、若者達の気持ちの寄り添いながら、時には優しく、時には厳しく、応援させていただきます。

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