児童養護施設や里親家庭等の若者たちの魅力
児童養護施設や里親家庭等の若者たちの多くは、
生きていくために「はたらくことにしっかり向き合っている」「育てがいのある人財」です。
本人たちが持つポテンシャル
- 集団生活の中で養ってきた「協調性」「コミュニケーション能力」
- 高校時代のアルバイトで養った「社会性」
- 厳しい逆境の中生き抜いてきた「自立性」
- 圧倒的な「若さ」 など
ただ、この様なポテンシャルは、就職後に人や環境に恵まれないと、十分に「顕在化」せずに「潜在的」に眠ってしまうことも少なくありません。
また、「ハングリー精神」にあふれていて、果敢に意欲的に仕事に挑戦する若者たちばかり、というわけではありません。
上記の独特な環境要因からうまれるポテンシャルを除けば、この時代に生きる同世代の若者たちとあまり変わりません。
しかし、社員育成に想いがあり、一人一人の社員を大切に育てる「人を活かす」経営をご実践されている企業であれば、本人たちの持つポテンシャルを花開かせられる可能性が十分にあります。
そして、愛社精神のもと、長期間自社に定着してくれる社員に成長し得る期待が持てます。
高い高卒就職率
全体で見た場合の高卒後就職率は2割と言われていますが、児童養護施設退所者に関して言えば、上記のとおり、約5割の若者達が就職という選択肢を選んでいます。
「社会性」を早期から意識した経験特性
※厚労省 児童養護施設入所児童等調査結果の概要(平成25年)より
このように、児童養護施設の子ども達は、入所中から社会性を意識した経験を多く積んでいます。
また、アルバイトにおいては、退所後の自立を意識して、入所中に100万円レベルの貯金を達成する若者も少なくありません。